【児童書】『どひょー』丸山誠司作

おすもうさんたちの目の前から消えた土俵が海の底、山頂、雲の上、ジャングル、そして家に突如として現れる。魚も動物も人間も、みんな「どひょー」っと喜び、「はっけよーい」の掛け声で相撲が始まる。

取組は、たこのうみ（タコ）対いかのさと（イカ）?てんぐまる（天狗（てんぐ））対てんしのそら（天使）?おかあさんうみ（母）対おとうさんやま（父）―など計５番。それぞれの個性を生かした技がユニークで面白い。

タコとイカは、互いに吸盤を生かした好取組。敗れたほうのファンが物言いをつけたくなる決まり手だが…。（絵本館・１５４０円）

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