『檀流・島暮らし』檀太郎著

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

檀流・島暮らし

『檀流・島暮らし』

著者
檀太郎 [著]
出版社
中央公論新社
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784120058035
発売日
2024/07/08
価格
1,980円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

『檀流・島暮らし』檀太郎著

[レビュアー] 産経新聞社

作家、檀一雄の長男でエッセイスト・映像プロデューサーの著者が福岡市の博多湾に浮かぶ能古島(のこのしま)での暮らしをつづったエッセー。

平成21年、65歳を過ぎて東京から人口約700人、スーパーもコンビニもない同島へ移住。「愛する女房殿」と愛犬2頭と暮らす。

「かなりのことを自分の手と体で捻(ひね)り出す」と畑で多種多様な野菜や果実を無農薬栽培したり、海では1時間で40~50尾の小アジにありついたり。「唸(うな)るほどに旨(うま)い」というビワや梅でジャムを作るなど、料理も。地方移住やスローライフのヒントになりそうだ。産経新聞九州・山口版連載の書籍化。(中央公論新社・1980円)

産経新聞
2024年8月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク