「蛭子さんが忘れても…」アンガ田中が救われた蛭子能収の言葉とは? 8年ぶりの対話が実現

対談・鼎談

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ちょっと不運なほうが生活は楽しい

『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』

著者
田中 卓志 [著]
出版社
新潮社
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784103552819
発売日
2023/08/31
価格
1,595円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

誰かが笑ってくれるなら

[文] 新潮社

田中はこれからどう生きるか?


田中卓志さん

田中 今日は蛭子さんとせっかく再会できたので、また悩みを相談してもいいですか?

蛭子 どうぞどうぞ。

田中 僕はまだまだ芸人を続けていきたいのですが、47歳になって、どこまで続けられるんだろうという不安も最近感じるようになりました。今後、どうしていけばいいですかね?

蛭子 そうですね……。「生活は楽しい」か……うん、楽しいな。

田中 タイトルに、ずっとすごい食いついて下さっていますよね! 結構悩んだタイトルだったので、蛭子さんの琴線に触れたのなら嬉しいです。

蛭子 そうだね、タイトル変えた方がいいかな、うん。

田中 え? 変えた方がいいですか!?もう発売しちゃってますけど(笑)。

蛭子 本当はね。

田中 どこを変えたらいいですか?

蛭子 「不運は生活の方がいい」かな……。

田中 深い……! もし次作を出せることになったら、そのタイトルにしますか(笑)。今日は久しぶりにお目にかかれて、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

蛭子 面白い方、ですね。

田中 えっ! それは光栄です!

蛭子 (また笑いが止まらない)

田中 そんなに笑って下さって、嬉しいなぁ。蛭子さんに、芸人として認めてもらえた気がします。これからも、蛭子さんやみなさんに笑ってもらえるように頑張ります。また一緒にドライブロケにも行きましょう!

蛭子 へへへへへ(笑)。

新潮社 波
2023年10月号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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