『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』
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【『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』刊行記念対談】そうだ! 宇多さん、スーさんに聞いてみよう
寄せられた難問・珍問に、相談マスターの二人はどう答える?
宇多丸 今回、私が本を出しまして。
ジェーン・スー おめでとうございます。
宇多丸 すみません、恥ずかしながら。『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』という、相談者の悩みに映画を使って答えるという本なんですけども。それで、皆さんよくご存知な相談スキルを持つジェーン・スーパイセンに学びたいなというのもあって……。
スー パイセンとかやめて下さい(笑)。宇多丸さんの方が先輩なんですから。
宇多丸 それで今回、来場者の方々から事前にお悩みを頂戴したんです。でもスーさんによると、回答は全て二種類に収斂されていくという。
スー 怒られるわ!
宇多丸 いいよいいよ。みんな気が楽になると思うので言っちゃって下さい。
スー そうですか? まず、一つ目は「ヒマだから」(笑)。
宇多丸 そんな悩みが出てくるのは、あなたがヒマだからだ、と。もう一つは?
スー 「それは悩みではなく、あなたのワガママです」。
宇多丸 どっちも結構バッサリ(笑)。
スー 悩んでるふりをして、我を通したいだけっていう方が結構な数いまして。
宇多丸 何で私のこの思い、わかってくれないの?と。なるほどね。今回の回答はその二つということで。
スー いや、終わっちゃったじゃないですか(笑)。ちゃんとやろう、ちゃんとやろう。まず最初のお悩みです。