「細雪」の詩学
比較ナラティヴ理論の試み
内容紹介
谷崎最大の長編「細雪」。しかしその評価は未だ定まってはいない。本書は従来のナラトロジーを更新するノン・コミュニケーション理論を導入することで、日本語による三人称小説の〝客観的に論証可能な「語り」読解〟の方法論を提示し、プルースト、V・ウルフらに比肩する同時代の世界文学としてその価値を標定する──小説家として知られる著者が東京大学大学院に提出した日本語による博士論文。
データ取得日:2024/06/25
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