世界350万部のヒット作は「あなただけの一冊」? 自分を“共有しない”取り組みとは[エンターテイメントベストセラー]

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 10月8日トーハンの週間ベストセラーが発表され、エンターテイメント第1位は『いのちの車窓から 2』が獲得した。
 第2位は『変な家2 ~11の間取り図~』。第3位は『変な絵』となった。

 4位以下で注目は5位にランクインした『書いたら燃やせ』。同書は提示された質問に答え、直接本に書き込んでいくという思考ゲーム。シンプルな仕組みながら、その質問は自分でも気づいていない一面が引き出されるものから、誰にも知られたくないような秘密を明かすもの、生き方を見つめなおす必要があるもの、など多彩な内容。正直に答えを書き込み、あなただけの一冊が出来上がったとき、意外な自分を発見し、ストレス解消や成長にもつながるという。SNSで自己をさらけ出し、共有することに慣れた世代の心にも深く響き、世界28か国で刊行され発行部数は350万部を超え一大ブームとなっている。日本でも2024年2月に発売され、SNSを中心に静かな広がりをみせ、長らく品薄が続いていた。

1位『いのちの車窓から 2』星野源[著](KADOKAWA)

笑顔の裏で抱えていた虚無感、コロナ禍下での毎日、進化する音楽制作、大切な人との別れ、出会いと未来、愛おしい生活について。約7年半にわたる星野源の日々と創作、周囲の人々。その思考と「心の内側」を真っ直ぐに綴ったエッセイ集。
(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『変な家2 ~11の間取り図~』雨穴[著](飛鳥新社)

雨穴最新作!『変な家』第2弾!14万字超、完全書き下ろし!あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか?前作に続き、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが不可解な間取りの謎に挑む。(中略)すべての謎が一つにつながったとき、きっとあなたは戦慄する!(飛鳥新社ウェブサイトより抜粋)

3位『変な絵』雨穴[著](双葉社)

ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし「長編小説」!タイトルは『変な絵』。見れば見るほど、何かがおかしい?とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』……。いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!?その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる!今、最も注目を集めるホラー作家が描く、戦慄のスケッチ・ミステリー!(双葉社ウェブサイトより)

4位『公式レシピBOOK きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ~ 合本版』講談社[編](講談社)

5位『書いたら燃やせ』シャロン・ジョーンズ[著]白浦灯[訳](海と月社)

6位『変な家』雨穴[著](飛鳥新社)

7位『私が見た未来 完全版』たつき諒[著](飛鳥新社)

8位『BARFOUT! NOVEMBER 2024 SPECIAL EDITION』(ブラウンズブックス)

9位『MIU404シナリオブック』野木亜紀子[著](河出書房新社)

10位『フェイクドキュメンタリーQ』フェイクドキュメンタリーQ[著](双葉社)

〈エンターテイメントランキング 10月8日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年10月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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