4年連続本屋大賞ノミネートの作家・青山美智子 2022年第2位の『赤と青とエスキース』が待望の文庫化[文庫ベストセラー]

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 9月18日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『透明な螺旋』が獲得した。
 第2位は『探花―隠蔽捜査9―』。第3位は『勘定侍 柳生真剣勝負〈八〉 愚王』となった。

 4位以下で注目は5位に初登場の『赤と青とエスキース』。2022年本屋大賞第2位を獲得した作品。一枚の絵画をめぐる5つの連作短編が収録されており、主人公たちの物語がつながるとき、奇跡のような真実があらわれる。著者は青山美智子さん。青山さんは2021年『お探し物は図書室まで』(ポプラ社)で本屋大賞2位。翌22年は本作、23年は『月の立つ林で』(ポプラ社)で5位、24年は『リカバリー・カバヒコ』(光文社)で7位と4年連続で本屋大賞にノミネートされている。

1位『透明な螺旋』東野圭吾[著](文藝春秋)

誰も知らなかった湯川(ガリレオ)の秘密 南房総沖に、男の銃殺死体が浮かんだ。同時に、男の行方不明者届を出していた同居人の女が行方をくらませた。捜査にあたった草薙と内海薫はその過程で、思いがけず湯川学の名前に行きつく。草薙はすぐさま湯川の元を訪れたが、彼はそこ、横須賀のマンションで意外な生活を送っていた――。巻末に短篇「重命る(かさなる)」を特別収録。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『探花―隠蔽捜査9―』今野敏[著](新潮社)

横須賀基地付近で殺人事件が発生。竜崎は米海軍犯罪捜査局からリチャード・キジマ特別捜査官の参加を認め、異例の日米合同捜査が始まった。その一方、同期キャリアで腹の内を見せぬ男、八島圭介が警務部長として県警本部に着任。八島には前任地福岡での黒い噂がつきまとっていた。合同捜査が生む軋轢、殺人事件の波紋。神奈川県警刑事部長・竜崎伸也は、頭脳と決断力で難局を打開してゆく。(新潮社ウェブサイトより)

3位『勘定侍 柳生真剣勝負〈八〉 愚王』上田秀人[著](小学館)

柳生の庄、最大の危機。哀しみの兄弟対決。三代将軍徳川家光から届けられた密書が、柳生左門を解き放った。密書の中身は、「柳生を滅ぼせ」。愛する家光から己を引きはがし、館に閉じ込め続けた、憎き御家を壊滅せよとの命だ。ようやく家光の元に帰れると歓喜のあまり乱心した左門は、ついに柳生藩士に向けて刀を抜く。一方、柳生の庄に足を踏み入れた淡海一夜と柳生十兵衛は、酸鼻を極めた地獄絵図に息を呑む。柳生家最大の危機に一夜が取った動きとは?そして、鬼神と化した左門と十兵衛の激闘の行方は?驚天動地の第八弾!(小学館ウェブサイトより)

4位『珈琲色のテーブルクロス 杉原爽香51歳の冬』赤川次郎[著](光文社)

5位『赤と青とエスキース』青山美智子[著](PHP研究所)

6位『香君1 西から来た少女』上橋菜穂子[著](文藝春秋)

7位『傲慢と善良』辻村深月[著](朝日新聞出版)

8位『香君2 西から来た少女』上橋菜穂子[著](文藝春秋)

9位『拵屋銀次郎半畳記 汝 戟とせば〈三〉』門田泰明[著](徳間書店)

10位『魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く(2)』佐島勤[著](KADOKAWA)

〈文庫ランキング 9月18日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年9月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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