[総裁選]高市早苗氏の著書『国力研究』がベストセラー1位 著書続々刊行 「虎に翼」三淵嘉子の関わった原爆裁判を深堀りした一冊も話題[ノンフィクションベストセラー]

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 9月10日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『国力研究 日本列島を、強く豊かに。』が獲得した。
 第2位は『原爆裁判 アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子』。第3位は『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』となった。

 1位の『国力研究 日本列島を、強く豊かに。』は自民党総裁選への立候補を届け出た高市早苗経済安全保障担当大臣の著書。外交力、情報力、経済力など日本の「国力」をテーマに、各分野の専門家を迎えた対談本。高市氏は同書の他にも、7月に『日本の経済安全保障 国家国民を守る黄金律』(飛鳥新社)、9月に『日本を守る 強く豊かに』(ワック 9月21日発売予定)を上梓し、総裁選に合わせ発信力を強化している。

 2位の『原爆裁判 アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子』はNHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」の主人公のモデルとなった三淵嘉子さんが関わった原爆裁判に注目した一冊。三淵さんは女性初の裁判所長であり家庭裁判所の誕生に尽力したことで知られているが、1955年から始まった原爆裁判に関わっていたことはあまり知られていない。三淵さんは次席裁判官として結審まで担当し、判決の中で「原爆投下は国際法違反」と明言。後の国による被害者支援、核兵器禁止の動きにも繋がっていく重要な裁判だったといわれている。朝ドラで三淵さんを知った読者が、彼女の功績や考え方の背景を更に深く知るために最適な一冊となっている。

1位『国力研究 日本列島を、強く豊かに。』高市早苗[編著](産経新聞出版)

10人の有識者と共に日本の進むべき道を指し示す国会議員と有識者の政策研究会「『日本のチカラ』研究会」をリアルな質疑応答も含めて完全収録。「経済力」「外交力」「情報力」「防衛力」「技術力」「人材力」などの「国力」がテーマで、主宰者・高市早苗が総合的な国力強化の方向性を示す3章分を書き下ろしています。(産経新聞出版ウェブサイトより)

2位『原爆裁判 アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子』山我浩[著](毎日ワンズ)

3位『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』森永卓郎[著](三五館シンシャ)

2023年12月、私はステージ4のがん告知を受けた。告知の瞬間、私は、何を食べたいとか、どこかに行きたいとか、そんなことは微塵も考えなかった。なんとか自分の命のあるうちにこの本を完成させて世に問いたい。そのことだけを考えた。その意味で本書は、私の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。(フォレスト出版ウェブサイトより)

4位『きっと明日はいい日になる』田口久人[著](PHP研究所)

5位『反回想――わたしの接したもうひとりの安倍総理』青山繁晴[著](扶桑社)

6位『ほどよく忘れて生きていく 91歳の心療内科医の心がラクになる診察室』藤井英子[著](サンマーク出版)

7位『90前後で、女性はこう変わる』樋口恵子[著]下重暁子[著](幻冬舎)

8位『介護ヘルパーごたごた日記』佐東しお[著](三五館シンシャ)

9位『小学生でもわかる世界史』ぴよぴーよ速報[著](朝日新聞出版)

10位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 9月10日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年9月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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