「中学生の息子がむさぼり読んでいる」『マンガ 安倍晋三物語』安倍元首相の命日に話題 フィクション小説『暗殺』も文芸書で1位[ノンフィクションベストセラー]

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 7月17日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『メンタル強め美女白川さん6』が獲得した。
 第2位は『頂を目指して』。第3位は『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』となった。

 4位以下で注目は7位に初登場の『マンガ 安倍晋三物語』。2022年に亡くなった安倍晋三元首相の生涯を描いたマンガ作品。幼少期から亡くなるまでの歩みをつぶさに振り返った450ページ超の大作だ。昭和、平成、令和の政治の舞台裏を覗く日本政治史としても楽しめる。帯には安倍昭恵さんの《号泣しました。生涯最高の一冊です》との言葉が掲載されている。今年は7月8日の安倍元首相の命日に合わせ関連書籍が多数出版された。なかでも本作と並んで注目されているのが柴田哲孝さんによるフィクション小説『暗殺』(幻冬舎)だ。同作は安倍元首相銃撃事件に着想を得て描かれた小説で、元首相暗殺事件をめぐる陰謀を描き話題となっている。同作は今週のトーハンの週間ベストセラー文芸書部門(7月17日発表)で1位を獲得している。

1位『メンタル強め美女白川さん6』獅子[著](KADOKAWA)

「私にとっての最高の人生は、他人じゃなくて私が見つける!」シリーズ累計80万部突破の大人気シリーズ第6弾。「私は私」を貫く白川さんが、現代女性を苦しめる様々な「モヤッ」を華麗に跳ね除けます。6巻では、町田さん、梅本さん、林檎ちゃんといったお馴染みのメンバーに加え、子育て中の先輩女性、水沢(みずさわ)さんが初登場。第一子を出産し、初めての子育てに悩む水沢さん。寝付きが悪く、食べ物の好き嫌いも多い我が子の子育てに奮闘しながら、かつての親友との間に距離ができてしまったことに寂しさを感じていた。そんな日々のなか、我が子との散歩で訪れた公園で、ある女性と知り合い――「属性」やライフステージの違ってしまった女性同士は、心を通わせることはできないのだろうか?現代女性の抱える大きな葛藤に、白川さんがそっと寄り添います。単行本でしか読めない描き下ろしもボリュームたっぷり65p以上を収録!(カドカワストアより)

2位『頂を目指して』石川祐希[著](徳間書店)

「世界の頂」を目指すバレーボーラー・石川祐希が、初めて自らの今・過去・未来を綴った自叙伝。豪華巻頭カラーページ付き!(徳間書店ウェブサイトより)

3位『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』森永卓郎[著](三五館シンシャ)

2023年12月、私はステージ4のがん告知を受けた。告知の瞬間、私は、何を食べたいとか、どこかに行きたいとか、そんなことは微塵も考えなかった。なんとか自分の命のあるうちにこの本を完成させて世に問いたい。そのことだけを考えた。その意味で本書は、私の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。(フォレスト出版ウェブサイトより)

4位『がん闘病日記 お金よりずっと大切なこと』森永卓郎[著](三五館シンシャ)

5位『小学生でもわかる世界史』ぴよぴーよ速報[著](朝日新聞出版)

6位『テムズとともに 英国の二年間』徳仁親王[著](紀伊國屋書店)

7位『マンガ 安倍晋三物語』TEAM ABE[著](飛鳥新社)

8位『そう来る?僕の姉ちゃん』益田ミリ[著](マガジンハウス)

9位『日本の経済安全保障 国家国民を守る黄金律』高市早苗[著](飛鳥新社)

10位『池上彰の未来予測 After 2040』池上彰[著](主婦の友社)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 7月17日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年7月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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