「とにかく泣ける」福原遥・水上恒司主演映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」原作のスピンオフ短編集がベストセラー

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 7月17日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『暗殺』が獲得した。
 第2位は『成瀬は天下を取りにいく』。第3位は『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 30』となった。

 4位以下で注目は5位にランクインした『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another』(以下「Another」)。汐見夏衛さんが投稿小説サイトで発表した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(スターツ出版)(以下「あの花」)のスピンオフ作品だ。「あの花」の主人公は現代の女子中学生・百合。学校や親、全てにイライラしてしまう百合はある日突然1945年にタイムスリップ。そこで出会った男性・彰に惹かれていくも、彼は特攻隊員だった。2016年に文庫で出版され、SNSで「とにかく泣ける」と話題となり、クチコミで広まった作品。「Another」には「あの花」の人気登場人物たちを描いた短編10作が収録されている。2020年には主人公のその後を描いた続編『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』(スターツ出版)も発売されている。「あの花」は2023年12月に実写映画版も公開された。主人公・百合を福原遥さん、特攻隊員・彰を水上恒司さんが演じ、興行収入45億円を突破する大ヒット作となった。

1位『暗殺』柴田哲孝[著](幻冬舎)

元総理が凶弾に倒れ、その場にいた一人の男が捕まった。日本の未来を奪った2発の弾丸。本当に”彼”が、元総理を撃ったのか?日本を震撼させた実際の事件をモチーフに膨大な取材で描く、傑作サスペンス。(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社)

中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない!話題沸騰、圧巻のデビュー作。(新潮社ウェブサイトより)

3位『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 30』愛七ひろ[著](KADOKAWA)

殺意マシマシな迷宮でのミッションは、勇者達のお食事係!?夢幻迷宮で魔王討伐を目指す勇者達に、故郷の味を再現できる料理人として呼ばれたサトゥー。今回は後方支援……のはずだったが、迷宮に潜む魔王が鼬帝国に保護されたはずのネズである可能性が浮上してきて……?(カドカワストアより)

4位『クスノキの女神』東野圭吾[著](実業之日本社)

5位『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another』汐見夏衛[著](スターツ出版)

6位『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈[著](新潮社)

7位『鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ 10』たままる[著](KADOKAWA)

8位『捨てられた僕と母猫と奇跡 心に傷を負った二人が新たに見つけた居場所』船ヶ山哲[著](プレジデント社)

9位『前略、山暮らしを始めました。6』浅葱[著](KADOKAWA)

10位『明智恭介の奔走』今村昌弘[著](東京創元社)

〈文芸書ランキング 7月17日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年7月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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