中村倫也が演じた自称ホームズが主人公 「このミス」1位『屍人荘の殺人』スピンオフ『明智恭介の奔走』が初登場[文芸書ベストセラー]

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 7月2日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『成瀬は天下を取りにいく』が獲得した。
 第2位は『月が導く異世界道中20』。第3位は『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another』となった。

 4位以下で注目は9位に初登場の『明智恭介の奔走』。2017年今村昌弘さんが発表した『屍人荘の殺人』(剣崎比留子シリーズ)のスピンオフシリーズ第一弾。『屍人荘の殺人』は『このミステリーがすごい!2018年版』(宝島社)など数々のミステリランキングで1位を獲得した特殊設定ミステリ。シリーズ第二弾『魔眼の匣の殺人』、第三弾『兇人邸の殺人』(いずれも東京創元社)も好評でシリーズ累計発行部数は130万部を突破している。今作は『屍人荘の殺人』以前を舞台にしており、人気の登場人物で大学ミステリ愛好会の会長・明智恭介を主人公とした短編集となっている。『屍人荘の殺人』は2019年に映画化されており、明智恭介を俳優の中村倫也さんが演じていた。

1位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社)

中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない!話題沸騰、圧巻のデビュー作。(新潮社ウェブサイトより)

2位『月が導く異世界道中20』あずみ圭[著](アルファポリス)

【TVアニメ第3期制作決定】シリーズ累計420万部の超人気作!!謎の傭兵団『ピクニックローズガーデン』を探して、ヤソカツイの迷宮に挑む深澄真とクズノハ商会一行。彼らは奇妙な迷宮の仕掛けに翻弄されながらも、下層へと攻略を進めていく。そんな中、宿で休む真に凄腕暗殺者が接触してくる。六夜(ろくや)と名乗る彼は、冒険者ギルドの誕生に関わる伝説的な存在『始まりの冒険者』の一員であるという。傭兵団との間を取り持ってもいいと真に持ちかける六夜だが、迷宮の二十層で待つ彼の仲間達が真と敵対することになると予告する――!?(アルファポリスウェブサイトより)

3位『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another』汐見夏衛[著](スターツ出版)

大ヒット『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』待望の続編!(中略)人気登場人物たちの”その後”が読める短編集。それぞれの物語に号泣!(スターツ出版ウェブサイトより)

4位『魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~10』甘岸久弥[著](KADOKAWA)

5位『クスノキの女神』東野圭吾[著](実業之日本社)

6位『異世界のんびり農家 17』内藤騎之介[著](KADOKAWA)

7位『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈[著](新潮社)

8位『捨てられた僕と母猫と奇跡 心に傷を負った二人が新たに見つけた居場所』船ヶ山哲[著](プレジデント社)

9位『明智恭介の奔走』今村昌弘[著](東京創元社)

10位『新 心霊探偵八雲 赤眼の呪縛』神永学[著](講談社)

〈文芸書ランキング 7月2日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年7月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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