森永卓郎 渾身のがん闘病記を刊行 19万部の『ザイム真理教』24万部の『書いてはいけない』と同出版社から[ノンフィクションベストセラー]

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 6月25日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『頂を目指して』が獲得した。
 第2位は『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』。第3位は『おんなの窓 わたし現在3K編(加齢・介護・韓国)』となった。

 4位以下で注目は4位に初登場の『がん闘病日記 お金よりずっと大切なこと』。2023年末にがんを公表した森永卓郎さんが綴った闘病記。がん宣告を受けてから採ってきた治療法や、治療にかかるお金、公表後に集まった様々なアドバイスなど、満身の闘病ドキュメントとなっている。また自身の死生観やこれまでの人生の歩みを振り返った章、これからやりたいことを綴った章など、森永さんの生き様を詰め込んだ一冊となっている。森永さんは昨年より出版元の三五館シンシャから矢継ぎ早に書籍を刊行している。23年5月に刊行された『ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト』は19万部を突破。24年3月に刊行され今週も2位にランクインしている『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』は24万部を突破。はじめは『ザイム真理教』の原稿をどこの出版社も引き受けてくれなかったことや、『書いてはいけない』を闘病しつつ書き上げたことなど、前二作出版の裏話も本書で明かされている。

1位『頂を目指して』石川祐希[著](徳間書店)

「世界の頂」を目指すバレーボーラー・石川祐希が、初めて自らの今・過去・未来を綴った自叙伝。豪華巻頭カラーページ付き!(徳間書店ウェブサイトより)

2位『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』森永卓郎[著](三五館シンシャ)

2023年12月、私はステージ4のがん告知を受けた。告知の瞬間、私は、何を食べたいとか、どこかに行きたいとか、そんなことは微塵も考えなかった。なんとか自分の命のあるうちにこの本を完成させて世に問いたい。そのことだけを考えた。その意味で本書は、私の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。(フォレスト出版ウェブサイトより)

3位『おんなの窓 わたし現在3K編(加齢・介護・韓国)』伊藤理佐[著](文藝春秋)

時代は3高から3Kへ!?50代は、加齢(KAREI)、介護(KAIGO)、韓国(KANKOKU)が並び立つお年頃…!!日々、シミだの白髪だの加齢に惑わされつつ、家族のさまざまな心配ごとは山のごとし。韓国語まで習い始めて、娘あーちゃんと一緒に「推しごと」も拡大中という、モーレツに忙しいイトウの「3K」の日々をお届け!(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『がん闘病日記 お金よりずっと大切なこと』森永卓郎[著](三五館シンシャ)

5位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)

6位『あるがままの自分になる』ヨグマタ相川圭子[著](幻冬舎)

7位『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』中野信子[著](サンマーク出版)

8位『夜は猫といっしょ 6』キュルZ[著](KADOKAWA)

9位『知りたいこと図鑑』みっけ[著](KADOKAWA)

10位『覚悟の磨き方 ~超訳 吉田松陰~』池田貴将[編訳](サンクチュアリ出版)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 6月25日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年6月29日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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