「漫画になると更にヤバく……」本屋大賞受賞作『成瀬は天下を取りにいく』マンガ版の連載が始まる 作画担当も滋賀県在住[文芸書ベストセラー]

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 5月21日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『成瀬は天下を取りにいく』が獲得した。
 第2位は『成瀬は信じた道をいく』。第3位は『俺たちの箱根駅伝 上』となった。

 1位の『成瀬は天下を取りにいく』は4月10日に発表された「2024年本屋大賞」を受賞した作品。我が道を行く少女・成瀬の青春と成瀬により影響を受け変わっていく人々を描く。トーハンの週間ベストセラー・文芸書部門では7週連続で1位を獲得している。2位の『成瀬は信じた道をいく』はその続編。

 5月24日からは同作のマンガ版の連載もはじまった。掲載はWEB漫画誌「コミックバンチKai」と「くらげバンチ」。マンガ版の構成は『今日、駅で見た可愛い女の子。』(COMICポラリス連載中)で注目を集めるさかなこうじさん。作画は『限界OLと女子大生が〇〇する話』がXで話題の小畠泪さん。さかなさは滋賀県甲賀市出身、小畠さんは滋賀県守山市在住と、「滋賀愛」あふれるコミカライズとなっている。現在第一話が無料で公開されており、第二話も6月7日に無料公開される予定だ。マンガ版の掲載ページには主人公・成瀬あかりの破天荒なキャラクターについて「漫画になると更にヤバく見える(ほめ言葉)」との感想も投稿されている。

1位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社)

中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない!話題沸騰、圧巻のデビュー作。(新潮社ウェブサイトより)

2位『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈[著](新潮社)

成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!?読み応え、ますますパワーアップの全5篇!(新潮社ウェブサイトより)

3位『俺たちの箱根駅伝 上』池井戸潤[著](文藝春秋)

池井戸潤最新長編!逆境を、越えてゆけ 池井戸潤の最新長編の舞台は、「東京箱根間往復大学駅伝競走」――通称・箱根駅伝。若人たちの熱き戦いが、いま始まる!(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)

4位『俺たちの箱根駅伝 下』池井戸潤[著](文藝春秋)

5位『神達に拾われた男 15』Roy[著](ホビージャパン)

6位『山、買いました3 ~異世界暮らしも悪くない~』実川えむ[著](SBクリエイティブ)

7位『ガイド役の天使を殴り倒したら、死霊術師になりました 1 ~裏イベントを最速で引き当てた結果、世界が終焉を迎えるそうです~』エリーゼ[著](アース・スターエンターテイメント)

8位『異世界はスマートフォンとともに。 30』冬原パトラ[著](ホビージャパン)

9位『ちったい俺の巻き込まれ異世界生活6』ぬー[著](ツギクル)

10位『最推しの義兄を愛でるため、長生きします!4』朝陽天満[著](アルファポリス)

〈文芸書ランキング 5月21日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年5月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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