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- まんがで身につく仕事のマナー
- 価格:1,320円(税込)
寝坊して遅刻するのは社会人として最も「やってはいけない」ことの一つではないでしょうか? しかし、万が一「やってしまった」ときはどうすればいいのか?
2万人以上にビジネスマナーを教えてきた人財育成コンサルタントの山田千穂子先生は、「寝坊など、ミスをしてしまった時こそ、その対応が問われるもの。頭と気持ちを落ち着かせ、誠意ある対応をしましょう」と言います。
実際の新入社員たちにヒアリングした結果に基づき、ビジネスマナーをわかりやすく説明した山田先生の著書『マンガで身につく仕事のマナー』(あさ出版)から、寝坊したときの対応を紹介します。
※本稿は『マンガで身につく仕事のマナー』を一部再編集した記事です
寝坊した! そんな時はどうすればいいのか?
寝坊して遅刻するのは社会人として最も恥ずべきマナー違反。自己管理能力が問われます。日頃から責任感と自覚を持ち、決してしないことです。
もし万が一、寝坊してしまった時には、すぐに直属の上司に連絡を入れ、言い訳せず正直に、
「寝坊してしまいました。大変申し訳ございません。以後気をつけます」
と素直に謝りましょう。そして、
「今から出ますので、11時には出社します。申し訳ございません」
と、出社時間を報告し、何はともあれ、急いで出社しましょう。
急いできたはずなのに、メイクも巻き髪も完璧! なんてことのないように。優先順位は、一刻でも早く出社することです。
交通機関の遅延で遅れたら? 体調不良で休む場合も解説
また、電車やバスなど、交通機関の遅延で遅れる時は、すぐに会社に連絡を入れ、遅延状況や到着予定時刻を簡潔に知らせます。
一定時間の遅延が発生した場合、鉄道会社が遅延証明書を発行してくれます。これは遅刻原因が交通機関にあることを公に証明するものですので、必ず受け取り、会社に提出しましょう。
朝起きたら、高熱が出てしまったなど、急病で出社できない時は、始業時間10分前までに上司に連絡を。言いやすいからと、仲のいい先輩などに伝言を頼むのはNG。直接、上司に連絡します。
「突然で申し訳ございません」
とお詫びしてから、
「高熱のため病院に行きたいので、休ませていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
と状態を告げ、お伺いを立てましょう。一方的な報告はNGです。
上司の許可を得たら、業務に支障をきたさないためにその日、予定していたスケジュールを伝え、早急な対応が必要なものは、誰かに代わってやってもらうなど、手配をお願いすることを忘れずに。
ベッドから起き上がれない、意識がないなどのような重症でない限りは、自分で連絡すること。会社のルールがある場合は、そのルールにのっとって連絡を入れましょう。
言いにくいからと、母親に連絡を頼んだり、メールで連絡を入れるのは、当然、社会人として失格ですよ。
山田千穂子(やまだ・ちほこ)
人材育成コンサルタント/おもてなし道(R)大学学長/株式会社おもてなし道代表取締役/岡崎女子大学・短期大学非常勤講師。損害保険会社で支店長秘書をしながら社員教育・代理店教育等を行う。退職後、人材派遣会社の研修講師として企業の人材育成研修を企画・実施、数多くの講師育成にも携わる。2007年3月、株式会社レインボーコミュニケーションを設立、代表取締役就任(2015年8月、株式会社おもてなし道に社名変更)。自らが提唱する「おもてなし道(R)」を礎に、人と企業のおもてなしを高める『人財』育成を実施。過去24年間で受講者数は2万人以上。丁寧な指導でおもてなし力を向上し、業績アップ・組織の活性化に貢献している。著書に『なんで挨拶しなきゃいけないの? マナーの「ナンデ」がわかる本』(あさ出版)、『ビジネスマナーの「なんで?」がわかる本 ~新社会人の常識 50問50答~』(講談社+α文庫)、『信頼される保育者のためのコミュニケーション・スキル』(西文社・共著)など。
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