「パンダ母子」の絆にグッとくる…一緒に過ごす最後の日にお母さんが見せた愛情あふれる行動とは

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最後の親子公開(2022年4月11日、505日齢)


お母さんとの絆にグッとくる…(写真:原田拓未・撮影)

 楓浜とお母さんの良浜は11日、最後の親子公開の日を迎えました。

 屋外運動場で午前10時前、楓浜は良浜の姿に気づくと駆け寄り、体を預けて甘えました。

 いつものように10分以上かけて良浜の母乳を飲んだ後は、親子でじゃれ合って、良浜が楓浜の頭をなでるようなしぐさも見せました。来園者も今回が最後と知っている人が多く、開園直後から詰めかけてカメラやスマートフォンで貴重な瞬間を撮影していました。

 楓浜は12日にお姉さんの桜浜・桃浜・結浜が暮らすパーク内の別の施設「パンダラブ」にお引っ越し。

 アドベンチャーワールドの広報を担当する長谷川穂波さんは「楓浜はコロナ禍で生まれましたが、ファンの皆さんが温かく見守ってくれたおかげで、健康で大きく育ってくれました。『パンダラブ』で楓浜が不安にならないように飼育スタッフが精いっぱいサポートします」と話しています。

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 実はこの良浜、これまで7回の出産を経験し、10頭の赤ちゃんを産み育ててきたベテランのお母さんパンダである。楓浜が無事に成長できたのも、愛情深い子育て上手のお母さんがいたからこそだろう。

協力:読売新聞社

Book Bang編集部
2023年10月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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