茨城のパワースポット「東国三社」の謎に迫る 歴史ミステリ「QED」シリーズ 最新刊がベストセラー

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 3月29日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ノベルス第1位は『QED 神鹿の棺』が獲得した。
 第2位は『劇場版 呪術廻戦 0 ノベライズ』。第3位は『花嫁、街道を行く』となった。

 1位の『QED 神鹿の棺』は高田崇史の歴史ミステリ「QED」シリーズ最新刊。現代の殺人事件を追ううちに古代の謎に迫っていく同シリーズ。今作では常陸国(茨城県)に鎮座する東国三社「鹿島神宮」「香取神宮」「息栖神社」の謎に迫る。東国三社は地図上ではきれいな二等辺三角形に並んでおり、近年ではパワースポットとしても知られている。ちなみに表題の「神鹿」とは鹿島神宮に祀られているタケミカヅチノミコトの使いの鹿をあらわしており、また表紙に描かれている瓶は同じく鹿島、香取と戦った国津神を祀る茨城県日立市の「大甕(おおみか)神社」を連想させる。読めば古代のロマンに思いを馳せながら常陸の地を訪ねたくなること請け合いだ。

1位『QED 神鹿の棺』高田崇史[著](講談社)

茨城県の山中にある寂れた神社の宝物庫にあった陶製の大瓶の一つから、膝を抱える体勢をとった古い白骨死体が発見された。その話を友人のフリージャーナリスト、小松崎から聞いた桑原崇は、大瓶と神社の祭神に興味を抱き、棚旗奈々を含めた三人で茨城へ向かうのだった。警察や郷土史家らが出入りするなか起きる新たな殺人。その死体もまた瓶に入れられていた。QEDシリーズ長編!(講談社ウェブサイトより)

2位『劇場版 呪術廻戦 0 ノベライズ』芥見下々[原作]瀬古浩司[脚本]北國ばらっど[小説](集英社)

高校生の乙骨憂太は、「呪い」となった幼なじみ・祈本里香に憑かれ苦しんでいた。そこに最強の呪術師・五条悟が現れ、憂太を”東京都立呪術高等専門学校”へと導く。「呪い」を祓うために「呪い」を学ぶその場所で、憂太は里香の呪いを解くことを決意し、同級生の禪院真希・狗巻棘・パンダとともに呪術師として歩みだすのだった!ノベライズ限定の特製クリアしおりつき!(集英社ウェブサイトより)

3位『花嫁、街道を行く』赤川次郎[著](実業之日本社)

ツアコンの久美子は、高屋医師とのデートのためホテルへ。そこへ怪しい男が現れ、高屋を必要とする患者がいると同行を求められる。大人しく従うが、その後、久美子だけが行方不明に。ひょんなことから探偵事務所を開くことになった亜由美の元へ、久美子の捜索依頼が舞い込んだ。手がかりを探し、たどりついたのは、ある大使館。事件は思わぬ方向へ展開し、舞台はロマンチック街道へ!表題作のほか「あの夜の花嫁は、今」を収録。シリーズ第35弾。(実業之日本社ウェブサイトより)

4位『SPY×FAMILY 家族の肖像』遠藤達哉[原作]矢島綾[小説](集英社)

5位『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』芥見下々[著]北國ばらっど[著](集英社)

6位『富豪と幼子と愛の証明』ジュリア・ジェイムズ[作]東みなみ[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

7位『シンデレラを買った富豪 ハーレクイン・ロマンス~純潔のシンデレラ~』ミシェル・スマート[作]仁嶋いずる[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

8位『呪術廻戦 夜明けのいばら道』芥見下々[著]北國ばらっど[著](集英社)

9位『傲慢君主の身代わり花嫁』ハイディ・ライス[作]すなみ翔[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

10位『戦闘制空母艦「帝龍」 2』原俊雄[著](電波社)

〈ノベルスランキング 3月29日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年4月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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