不倫、ルール違反を人はなぜ「許せない」のか 「正義中毒」に陥る理由を解説した一冊

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 4月7日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 ノンフィクション・教養書他第1位は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が獲得した。
 第2位は『ほむら先生はたぶんモテない(3)』。第3位は『人は、なぜ 他人を許せないのか?』となった。

 3位の『人は、なぜ 他人を許せないのか?』は脳科学者の中野信子さんが、「人を許せない」という感情がなぜ生まれるのかを脳科学の観点から解説した一冊。著者は人々がわかりやすい攻撃対象をみつけ、罰することに夢中になってしまうのは、人間にとってそれが快感だからと説く。しかし怒りや憎しみの感情に支配されたまま日常を生きることは苦しく、心身の健康にも悪影響を及ぼしている。本書ではそうした心の動きの仕組みを解説し、そのような思考に陥ることを回避するための対処法を解説している。

1位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ[著](新潮社)

優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり……。何が正しいのか。正しければ何でもいいのか。生きていくうえで本当に大切なことは何か。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。(新潮社ウェブサイトより)

2位『ほむら先生はたぶんモテない(3)』せかねこ[著](KADOKAWA)

【累計15万部突破&WEBマンガ総選挙2019第2位】ダサかわ生物教師ほむら先生と、彼に恋する女子高生の脱力系ラブコメディ!第3弾!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『人は、なぜ 他人を許せないのか?』中野信子[著](アスコム)

炎上、不謹慎狩り、不倫叩き、ハラスメント… 世の中に渦巻く「許せない」感情の暴走は、脳の構造が引き起こしていた!(アスコムウェブサイトより)

4位『日向坂46ストーリー』西中賢治[著](集英社)

5位『「新型コロナ恐慌」後の世界』渡邉哲也[著](徳間書店)

6位『乃木坂46 与田祐希2nd写真集 無口な時間』与田祐希[著](光文社)

7位『田中みな実1st写真集「Sincerely yours…」』田中みな実[著](宝島社)

8位『気がつけば、終着駅』佐藤愛子[著](中央公論新社)

9位『サル化する世界』内田樹[著](文藝春秋)

10位『絵本 すみっコぐらし そらいろのまいにち』よこみぞゆり[著](主婦と生活社)

〈単行本 ノンフィクション・教養書他ランキング 4月7日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年4月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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